橋本きよ子写真展「花のフォトグラム」
フォトグラムは、カメラを使わずに印画紙の上に直接モノをのせ、そこに光をあてて制作します。暗室の中で一作ずつ、手作業で行います。モノを透過する光が、フォルムと色の予測できない面白さを生みます。
光の描く絵といえます。
私のモノたちは、花ばな—植物です。
4回目の今展は、初めの頃の銀塩プリント(モノクロ)から、ダイレクトプリント(リバーサルカラー)を経て、いま手がけているプラチナプリント(ジアタイプ)までを展示いたします。
一瞬の光が、いのちの輝きを照らし、小さな芽、しべの重なり、種子などのかすかな気配が、見ていただく方の心に届けばうれしく思います。
また、今回はフォトグラムをもとに作成した版画や、花だけではなくカットグラスなどを題材としたフォトグラムも展示します。ご高覧ください。(ギャラリーHPより)