溝渕由紀子

2007年08月27日

海のちかくにある街

海のちかくに住む知人の家をひさしぶりにたずねた。

数年前、新興埋め立て地に比較的はやくにできた
その高層マンションからは、東京湾がひろびろと
見渡すことができた。

いまや、周辺にはさまざまなかたちの高層マンションが
色とりどりに立ちならび、わずかの海のいろも見ることはできなくなっていた。

ベランダから海が見えなくなったことはもちろん残念だけれど、
茫漠としていたまちには、人間があつまってできるあたたかさの
ようなものがあたりを満たしている。

こんなふうにまちができあがっていくさまを、
実際にそのまちに住みながら感じられるのは
格別な心持ちだろう。
マンションの谷間の、茜空をみながらそう思った。

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yuki

2007年07月12日

銀座・富士フォトサロン50年の歴史に幕

銀座・富士フォトサロンのお別れ会に参加した。予想通り、予想以上のたくさんの人が、このサロンのクローズを惜しんで集り、おかげでご無沙汰していた方にたくさんお会いできた。

ギャラリーの歴史は50年。最後を飾る写真展は、銀座、そして数寄屋橋の昔から今に至る風景が展示されていて、おとずれたひとたちは写真を見ながらそれぞれの思い出話に花が咲いていた。

私も10年ちかく、毎週のようにこちらに通ったっけ。まわりの店鋪が毎年のようにかわっていくのをながめながら、「富士サロンだけはかわらないなあ」と誇らしく思ったり。そういえば、銀座でだれかと待ち合わせるときはきまって富士サロンで、ゆっくり写真を見ながら待ち人がくるのを待っていた思い出。

「おわりははじまり」という言葉のとおり、今日ここで終焉をむかえたなにかが、またあたらしくちがう形で芽を出すのだと思う。

上田さん、村山さん、中村さん、中島さん、宗村さん、そして、いままで富士フォトサロンに関わってきたみなさん、ほんとうにおつかれさまでした。これからもがんばってください。

yuki

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2007年07月06日

曙橋の菜'sで、鍔山さんにお会いした。

鍔山さんは東京中日新聞の写真部長をされていた方で、氏が撮影された「お堀前の道路を渡るカルガモ親子」の写真をご記憶の方も多いかと思う。

日本書紀から現在の環境問題まで、鍔山さんの話題はとても巾広く、ことに、全国の川や海、自然、動植物については、知らないことはないんじゃないかと思うくらい博学でいらっしゃる。
今日もお話をきいているだけで、あっという間に時間が経ってしまった。

弊社の社長とはもうずいぶん長いおつきあいで、その昔には北は北海道から南は九州まで、あちこちをふたりで撮影の旅をされたそうな。
鍔山さんの解説つきであちこちをまわれるなんて、うらやましいことかぎりなし。

写真は、菜'sの柴田さんと。(撮影:福井)

yuki

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